学園について-理事長先生より

はじまりは…

学校法人門真めぐみ学園のはじまりは、福円寺境内。終戦直後の昭和25年、まだ、あひるやレンコン畑など、田園風景の残る四宮の地で誕生し、“門真めぐみ幼稚園”として、長年、幼児教育に携わってまいりました。
地域と親しみ、地域と共に歩みつつ、子ども達の成長を支えてきた歳月でしたが、このたび、令和元年6月に、姉妹園、“めぐみ白鳥こども園”を開園し、「新しい時代の乳幼児の教育と保育」を改めて担っていくことになりました。



門真の子どもをめぐる環境も、少子化や家族形態・働き方の多様化などにより、ずいぶん変わりました。
門真めぐみ幼稚園でも、子育て支援事業を徐々に拡大し、充実させてきたところでしたが、新しいこども園の誕生は、待機児童解消という行政や地域の要請を受け、満を持しての開設となりました。
これまで蓄積した幼児教育のノウハウを活用し、「あたたかいこころの教育」を合言葉に、教育施設の“門真めぐみ幼稚園”と保育施設の“めぐみ白鳥こども園”がタッグを組みつつ、これからも、この地域の子育ての一角をしっかり担っていきたいと、決意を新たにしているところです。

より良い成長を促すために…

2018年度、「幼稚園教育要領」、「保育所保育指針」、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」が改訂され、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(十の姿)」が提示されました。
 私は人間の成長は、0~2歳を乳児期、3~5歳を幼年期、小学校3年生までを少年前期、小学校4~6年生を少年期と分類し、その成長過程に応じて教育することが一番重要なことだと思っています。
乳幼児の時期は、“家庭のような安心”が大切ですが、幼年期以降は、他者とのコミュニケーションや教育的な成長を認識しつつ、“小さな社会”の中で育っていくべきだと思うからです。

理想的な成長を遂げる環境としては、0~2歳児までは保育施設である、“めぐみ白鳥こども園”でゆっくりと過ごし、3歳児に達すると、教育施設である“門真めぐみ幼稚園”で大いに切磋琢磨することだと思っています。
幸い、働く保護者を前提にした保育施設と、教育施設である幼稚園の待遇の差は年々縮まっており、当学園においても、育児支援における差はほとんどなくなっています。
広い園庭、多彩な教育メニューを備えた幼稚園で、社会へ踏み出すための、“確実な一歩”を踏み出すことは、より良い成長を促すことにもつながることと確信しております。


“元気に笑顔で楽しく丁寧な子育て”を…

“門真めぐみ幼稚園”や“めぐみ白鳥こども園”の子どもたちは、平和で穏やかな社会を願いとする“令和の時代”を築く人たちです。
現代の日本は、心にゆとりをもって育児ができる環境に乏しいことが指摘されていますが、私どもはこのことを十分認識し、美しく広々とした保育・育児環境で「元気で笑顔で楽しく丁寧に子育てをすること」をスローガンとして、これからも子どもたちと関わりつつ、社会に貢献していく所存です。