お絵かき、リトミック、楽器演奏・合唱、作品制作、音楽鑑賞など…。多岐にわたる、めぐみの“芸術系教育”。感性を豊かに磨く一方で、感情を自分で上手にコントロールできるようにもなってきます。一人の時でも、たくさんのお友だちと一緒の時でも、楽しめる種々の芸術的な活動を学ぶことで、“心豊かな時間の過ごし方”とはどういうものか、理解できるようになります。
お絵かき
めぐみ幼稚園では、“お絵かき”などの表現活動にも、力を入れています。最初は、身近な題材から絵を描き始めますが、次第に自分自身の“体験”や“観察”を通したテーマを設定できるようにしていきます。絵本などを通して、“遠近法”や“レントゲン描法”など、本格的な表現形態にも挑戦していきます。また、“具象”的な表現だけではなく、装飾、記号、カタログ表現、お話を絵にするなど、少しずつ“抽象的”な概念にも広げていきます。同時に、“絵画”には、目に見えるものだけでなく、“心”や“気持ち”で見えるものが描かれていることも学びます。
絵や作品における様々な“表現”は、単に巧拙が問われる類のものではなく、子どもたちの“こころ模様の表出”、“感性の能力”として、きちんと受けとめ、うまく伸ばしていきたいもの。そのため、授業は、専門家から十分な指導を受けた、当園の“教員”が担当。子どもたちの“個性”を伸ばしながらも、作品として完成するための、“新しい価値や個性”をみつけていきます。
○年少クラス:
シール貼り&線遊び、ぐるぐる&ごっこ遊び、スタンピングやコロコロなどの感触あそび、構成あそび(はめ込む、分割、並べるなど)、はじめての頭足人、はじめての絵具など。
○年中クラス:
生活の絵(母の日、父の日)、絵筆の使い方、同じものをいっぱい描こう、主役・脇役の絵、技法遊び、お話の絵、行事の絵など。
○年長クラス:
生活画、装飾画(飾り、記号の絵、カタログ表現)、お話の絵、技法を工夫した絵画、観察画、地図の絵など。
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リトミック
リトミックとは、スイスの音楽教育家による、音楽と身体運動を素材にした教育のこと。
感覚の発達を促すことで、芸術的な思考や創造性を伸ばし、集中力・表現力を養います。
最近、一人っ子が多くなったり、子どもの数が少なくなり、人とのコミュニケーションを上手に取れない子どもたちが 増えてきていますが、門真めぐみ幼稚園では、とりわけ「リトミック」に力を入れて、これらを解消しようと考えています。
音楽と一緒に、身体を楽しくぶつけあったり、踊ったりすることで、仲間との距離もぐんと縮まり、会話も増えてきています。
ちょっと内気な子どもでも、リトミックを続けることで、気持ちや身体が開放されて、徐々に、積極性が出てくることも。自分のしてほしいこと、してほしくないことなど、人にはっきりと主張できる子どもになっていきます。
楽器演奏・合唱
門真めぐみ幼稚園の子どもたちは 皆、楽器演奏が大好き。ピアニカ、和太鼓、木琴、マラカス、トライアングル、鈴など、成長に応じて、いろいろな楽器に挑戦しています。 たくさんのお友だちと一緒に合奏したり、歌をうたったりすることで、人と人とが力をあわせることの重要性や楽しさを学びます。発表会などで、日常の成果をお披露目するので、舞台度胸も満点!
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作品制作(造形)
粘土や紙、木、ペットボトルや空き箱など、いろいろな素材を使っての作品づくりを行います。最初は“ノリ”や“ハサミ”など、道具や用具の使い方から始めますが、年長さんになるころには、作り込みが複雑な制作物、空間立体感がある作品、壁面に飾る作品、しくみやしかけのある制作物など、いろいろ高度な技術も使えるようになってきます。心理的にも、ものを作り出す“喜び”を感じ、“豊かさ”を本質的に理解することができるようになってきます。
音楽鑑賞など
季節の歌、子どものうたなど、いろいろな音楽を聴くことで、情緒的な分野での発育を促します。めぐみ幼稚園では、“童謡・童話の部屋”を設置して、気軽に音楽と接する機会を増やしています。たくさんの歌を覚えたり、実際に一緒に歌ったりすることで、安定した感情、豊かな感情表現を学んでいきます。